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2022/12/12
いったい何が違うの?べた基礎と布基礎の違い
スタッフのお茶の間
設計担当のNです。
本日は家の最も大事な部分のひとつである「基礎」についてお話したいと思います。
なにごとも「基礎」を疎かにしてはいけませんよね!
さて、家の土台となる「基礎」には、「ベタ基礎」と「布基礎」という二つがあることを
ご存知でしょうか。
今回は二種類の基礎の違いを見てみましょう。
【ベタ基礎とは】
ベタ基礎は、床一面と「立ち上がり」を、鉄筋が入ったコンクリートで一体化。
家の重みを大きな「面」として支えます。
ちなみに立ち上がりとは、壁のように床から垂直に立ち上がっている部分の
ことを指します。
面で支えれば荷重を分散できる為、耐震性が高いことがメリットですが、
その分コストが高くなります。
【布基礎とは】
布基礎は、立ち上がりのみで建物を支えます。
面で支えるベタ基礎に対し、「点」で支える形になります。
また鉄筋が入っているのは、立ち上がりのみとなります。
コストを抑えやすい分、耐震性はべた基礎よりも低いのが一般的です。
ここで改めて、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
〇べた基礎のメリット
・耐震性に優れている
・地面の湿気が建物まで上がりにくい
・シロアリ被害を受けにくい
×べた基礎のデメリット
・コストが高い
〇布基礎のメリット
・コストを抑えられる
×布基礎のデメリット
・耐震性が低い
・地面の湿気が建物まで上がりやすい
・シロアリの被害を受けやすい
べた基礎は、阪神淡路大震災以後に普及し始め、
今では沢山の住宅で採用されるようになりました。
当社でも、ベタ基礎を標準採用しております。
建物自体の構造が出来上がってくると見られなくなってしまいますので、
基礎工事の段階で現場を見てみるのも面白いかもしれません♪
2022年も気づけな残り数日となりました・・・。
悔いが残らないように、今年も一日一日を大切に駆け抜けていきたいと思います!